フリーランスになってからの、私の仕事の出所 —やってよかったあれこれ—
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はやいもので今年も半年が過ぎまして。
私の書類上の開業日が1月1日なので、わたしの事業主生活も半年過ぎたことになります。
(正確には、稼働開始は2月上旬なのですが、準備も含めての時間ということで。)
私の場合、フリーランスになるというすごく明確な決意や目標があったわけはなく、必要に迫られて・・・ということなので、かなりアバウトというか、流れのままに半年きてしまったような感じです。
それでも、当初懸念していたような「仕事がなくて困る」という事態だけは避けられ、いろんな方からいろんなお話を頂きました。
この半年間で請けた仕事はどんなものだったかを覚え書きしておきます。
私のこの半年間の仕事内容は、ほぼこの3つです。
- もとの会社の仕事
- 昨年1年いろんなセミナーに参加して、出会った方々からの依頼
- このサイトの問い合わせフォームからの依頼
1. もとの会社の仕事
当初は、「会社の仕事との兼業フリーランス」になる予定でした。しかし、会社では新規受注がそれ程なかったことと、2.の他社さんの仕事がいくつか決まっていたので、出来るだけ会社の仕事に手を出さない方向に軌道修正。
クライアントで2〜3社ほど、私の一番最初の会社から5年以上のお付き合いになるお得意様があり、そこだけは直接やり取りさせてもらっていますが、それ以外のお客様は会社に任せてきました。
とはいえ、そのお得意様の仕事は結構ボリュームがあり、件数は少ないですが充てる作業時間としては多くなっています。
そのお得意様を除き、会社案件は今後極力減らす方向で動いています。
2. 昨年1年いろんなセミナーに参加して、出会った方々からの依頼
私は一昨年まで、Web関連の職業に就いている知り合いが一人もいませんでした。
しかし、昨年の頭にTwitterを始めてから変わりました。
TL上でいろいろな職種の方と絡んだり、いろいろなセミナー・勉強会の存在を知り、勇気を出して参加してみたり、といったことを積極的に行いました。
昨年は、フリーランスになるなんて微塵も考えたことはなく、ましてや出会う方々に「仕事ください」って話も特にしていたわけでもなかったのですが。。。
「フリーになります!」
って宣言した途端に、そういった方々から「これできる?」っていうお話をもらえたことが驚きであり、感動でした。
特に、たまたま隣の席になって名刺交換した方(その場ではあまりお話しできなかった)から、後日仕事の電話があったときは本当にびっくりでした。
その方は、私の名刺に書いてあった個人ブログを見て、「この人なら大丈夫かな」と思ってくださったようです。
加えて、昨年10月のWordCampNagoyaのLT。
5分程度しゃべっただけなのですが、あれでずいぶん多くの方に「WordPressのかんたんテーマ作ってる人」っていうイメージを持ってもらえたようです。
最近はWordPressテーマ作成の仕事もいくつかもらっています。
今でこそ「Web業界の勉強会疲れ」っていう言葉も聞かれたりしますが、それでも昨年1年間に多くの方と出会ったことは、私のかけがえのない財産になっています。
Twitterと各種勉強会がなかったら、フリーランスになろうなんて120%思わなかったでしょうね。
3. このサイトの問い合わせフォームからの依頼
これは、まだ大した量ではないのですが。
正直、問い合わせフォームからまともな何かが来るとは思ってませんでした。
来てもせいぜいひやかしか、広告か、スパムか……しか来ないだろうとたかをくくっておりました。
ところが。
公開から3ヶ月くらい特に音沙汰もなかったのですが、先週〜今週にかけて、自社サイトのフォームからのメールが届きました。
Webの仕事をしていてこんなこと言うのもアレですが、「Webから問い合わせって本当にあるんだ!」って思いました(汗)
どうやら、特別SEOを意識しているわけでもないのに、検索にそれなりに引っかかってくれているようです。
世の中には、Twitterで告知されるようなセミナー類には参加されない制作会社の方も多く、「セミナーで出会う方々が名古屋近郊のWeb業界のすべて」みたいな感覚になるとマズいので、どんな内容であっても(成約につながるかどうかは別として)お話は積極的に伺うことにしたいと考えています。
やはりフリーランスの心理として、いくら大口のお得意先があっても、1件に頼るような状況は怖いわけで。
できるだけリスク分散というか、いざというときに助けてもらえる先を今まだ創業間もない時期に複数つくっておこう←イマココ っていう現状です。(仕事をもらう先としてだけではなく、自分でできない仕事の発注先という意味でも。)
フリーになる時、これはやっといてよかった、なまとめ。
- 「フリーランスになります!」という予告は大事
- 「○○○○○の人」って呼ばれるとかなり有利
- 簡単でもいいから自社サイトを持つ
- もしくは個人ブログもかなりの訴求力有り
- 業界内のお知り合いを増やしておく(なるべくいろんなクラスタの)
- 仕事をもらうことだけでなく、発注できる先もいくつか持つ
今後の課題
- 自分のキャパシティをもっとハッキリ把握する
- 疲れたときには断る勇気を持つ
- ゆくゆくは守備範囲をもう少し狭めようか
自社サービス運営や社内常駐型のフリーランスには当てはまらないかもしれませんが、半年やってみての印象はこんな感じです。
(あ、でも公私ともに必要出費が多いので、生活は別に豊かになってません。あしからず…)