利益を出すためのWebサイトリニューアル・企画について学ぶ
今回参加した勉強会のキーワードは「マネタイズ」。
Webサイトの制作や運営、管理に携わる人間が考えるべき、「Webサイトから収益を得ること」へのヒントを与えてもらった。
ただしあくまでヒントに過ぎない。
これをどう活用して、お客さんに提案するか。 これは前回のリスティング勉強会とも共通する。
つまり数値化、見える化こそが今の自分にとっての課題だ。
後日技術系ブログにも感想等を掲載したいが、取り急ぎ記憶が新しいうちに箇条書き程度ではあるが、要点を記載しておきたい。
私のお客さんとなるかもしれない人にも知ってもらいたいことなので、あえてこっちに書く。
Webサイトのリニューアルとは「デザインや構成やコンテンツを変える」ことにあらず。
つい、リニューアルというと見た目を一新することばかり考えてしまいがちだが、Webサイトはクライアントの利益のためにある、という点を忘れてはいけない。
すなわち求められているのは、
「今抱えている問題点を解決すること」
いかに問題解決へ導けるか、そのためのプランニングをしなくてはならない。
出来る限りの数値化、可視化を
可能な限り、具体的な数字での現状把握をする。アクセス解析ツール等によって得られたデータはもちろんだが、実際の問い合わせ件数・売上高・利益率なども提示してもらいたい。
(それだけ詳細なデータをクライアントから引き出すためには、機密保持契約の他、信頼の構築も不可欠)
可視化すべき主なものは
- ターゲット
- 目的(何を発信してどのようなアクションを求めるか)
- 目標(数値的なもの。何をどれだけ受け取るか)
既存サイト改善の具体的な流れ
- 現状を確認する(解析ツールの導入、施策前の問い合わせ数や売り上げ額)
- 問題点を明確にする(徹底的なヒアリング、数字をもとにどんどん掘り下げる)
- 「実現可能な」目標を立てる(できるだけ具体的な数値目標)
- 解決策を考える(いきなり大きく動かない。ボトルネックの改善)
- 具体的な目標達成までのプロセスを導き出す
- 目標達成に向けた適正な投資額を算出(時間単価・作業単価だけにとらわれない)
- サイト構成やデザインの作成or手直しは目標・投資額が決まってから考える
その後、4の「ボトルネックの改善→結果の検証」を繰り返し、ある程度データが蓄積された時点でフルリニューアルの立案をしてもよい。
施策前後の比較が、仕事の価値を高める
そして改善施策後、例えば前年同月比でどれだけ変わったかのフィードバックを頂けるよう、クライアントに協力を仰ぐ。
これによってさらなる改善提案ができ、長く付き合えるお客さんになってくれる。
さらには他の仕事を請けるときにも、通常見積りが通りにくい「制作以外の仕事」の価値を高めることが出来るだろう。
以上が、角掛さん(@TSUNOKAKE)のセッションのまとめ。
なんだかここまで実際に出来るようになると、よりこの仕事が楽しくなるのだろうな、と思った。
早く実践したい、けどフリーになったばかりで直請けの案件が少ない現状。まぁ焦らずやろう。